祝上棟 house-K

祝 上棟
令和2年6月17日・大安吉日・晴れ
本日は、湿度も低く気持ちの良い天気の中、約3年ほど計画を進めてきました高根沢町の住まいhouse-Kがめでたく上棟を迎えました。
当事務所の基本意向“意匠と性能の両立した住まい”に賛同いただけた住まいは付加断熱をしたG2(断熱性能を表す一つの指標)レベルです。
気密測定等、しっかりとしたデータを残しつつ本年12月の完成を目指し現場監理を進めて行きます。


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玄関建具 リノベーション

リノベーション物件house-WT-Rの現場では2枚引分けの玄関ドアを取付ました。
リノベーションの物件では、どこまでやり替えるか?どこで新旧のラインを引くか?の判断が工期や工費に大きく関わり重要になります。
今回の工事では大きく分けて2つの工事。


1期工事:エリア断熱とした断熱改修を含めたLDKの全面改修。
2期工事:玄関廻りの経年変化部改修工事。


2期工事の改修工事では特にどこまで手を付けるかが工期、工費共に大きく変わる判断となります。この玄関戸廻りも木製の鴨居(戸の天井側レール部)は交換。大理石製の敷居(戸の床側レール部)は既存再使用とすることで、目標を最小限のロスで完成出来ると判断としました。
新規の戸はペアガラスを採用する為、以前とは戸の厚みが倍になり敷居レールとの中心がズレてきます。そんな難関も熟練の職人さんに解決していただき、何度も何度も取っては付けを繰り返し、コンマ数㎜の微調整をしスムーズに動くよう取付けていただきました。完成した所だけ見ているとサラッと簡単に取付けたように見えますが、いやいや凄い技術です!感謝です!


〈写真2枚目〉
硝子を入れいる様子。
縦3枚に分け上から差し込む方法としました。
硝子はガス入りLow-E硝子 片面フロスト硝子(白くボヤケて写ります)


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G2の上棟と7年前のZEH

来週(R2.6.17)上棟のG2の住まいhouse-Kの屋根下地材(垂木)の加工を工務店作業場で開始しました。約3年前にお会いしてから“断熱”について深めた施主様の御要望はG2以上!(G2=断熱性能を表す一つの指標)納得のいく土地探しに時間を掛けた分、同業者と話しているような断熱話しなど、多くの話を重ねてきた住まいが上棟を迎えます。
G2仕様の燃費は、エネルギーパス(家の燃費を表す証明書)を使い燃費の検討をしております。

…燃費
…ふとっあることを思い出し、約7年前に採択されたZEH(ゼロ・エネルギーハウス)物件K-houseZEHの実際の光熱費が気になり、完成後3年間集めた資料を引張出してみた。


※以下光熱費はhouse-KのG2仕様とは関係ありません。


K-houseZEHのスペック
Q値1.49w/㎡・K(当時はUA値は無し)
太陽光発電3.7kw


実際の平均光熱費3,158円/月

アレ…

毎月0円じゃ無いじゃんっ!っと言う結果でした。
0円ではなかったが、毎月3,158円は凄いです。

↑仮に同じスペックで太陽光発電システムが無かったとしたら…
毎月いくら…?

売電平均9,945円/月
実光熱費3,158円/月+9,945円/月=13,103円/月

Q値1.49w/㎡・Kのスペックだと妥当な金額でしょうか。
(Q値だけでは無い他の条件はとりあえず置いておいてm(_ _)m)


来週(R2.6.17)上棟のG2の住まいhouse-Kのスペックは、
UA値0.32w/㎡・K
Q値1.32w/㎡・K
エネルギーパスでの計算光熱費14,947円/月
(↑は意図的に日射取得を抑えているので、
シュミレーションの計算では暖房費が少々高いのは想定内)


ZEH物件[K-houseZEH]の実光熱費
とG2の住まいhouse-Kのシュミレーション上の光熱費を
スペックを考えて比べてみてもそう遠くない数値ではないでしょうか。

こんな感じで実際建つ前の建物の燃費をザックリ想定し、
上棟前を楽しんでみました。


プロの皆様
ザックリ光熱費を比べてみただけですので、ツッコミ御勘弁(^^)


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現場進捗状況

昨日は、久しぶりに事務所への来客等、緊急事態宣言が解除になり世の中もゆっくり動き出し始めた…そう感じた週頭でした。
コロナの流行を秋以降にもう一波来ると想定し、対策をして今のうちに出来ることをしておこうと思います。
そんな週頭の現場廻り。


〈写真1枚目〉

リノベーションの現場[house-WT-R]

2期工事も終盤。
造作の下駄箱を取付、その上の壁面演出の為、無垢材の加工品“デザインウォール”を施工。白い珪藻土と無垢材が良い感じに仕上がりました。

既存の腰板と新規腰板の色合わせに苦労。塗装職人の技術にて見事な仕上がりです。


〈写真2枚目〉
栃木市の伝統的建造物保存地域内、江戸時代の土蔵保存修理工事の現場では、木舞竹の施工が7割程完成。
竹を縦横…藁縄、棕櫚縄を使い縛って土壁の下地を造ります。この後、秋より土を施工する準備として、現場敷地内に土混ぜ、寝かせておく為の土プール(2m×4m)を2つ設置。全てが初体験の現場にニンマリです!


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店舗の設計

先日は、2012年10月にopenしたラーメン店『麺栄 王様のラーメン』のグリーストラップ交換工事に立ち会って来た。openしてから約8年、容量をUPさせ、毎日の清掃も簡単になった最新型のグリーストラップを設置。設計をさせていただいてから約8年…宇都宮市で唯一“牛骨スープ”のラーメンを提供し、繁盛店として営業を続けているお店は、設計で関わらせていただいた者として嬉しい。これかも美味しいラーメンをたべさせてもらおう!

他にも何店舗か店舗工事は関わらせていただいているが、殆どの物件で完成写真を撮っていない。

…残念!
撮っておけば良かった…

どの店舗も繁盛店として営業を続けている事が嬉しいっ!
私の自慢っ!
機会があったら今からでも撮影させてもらいたいです。


設計で関わらせていただいた自慢の店↓↓↓


麺栄 王様のラーメン
宇都宮市八千代2丁目1-4
宇都宮市で唯一の牛骨ラーメン


dough-doughnuts〈cafe店・take out店共〉
宇都宮市西2-2-22
説明無用のドーナツ店


cafe miu
那須塩原市下永田6丁目1229-77

元ホテルコックの癒やしのcafe


うるう酒場 チンカラホイ
宇都宮市本町13-18 1F

ラムチョップ!兎に角なんでも美味い


VOGUE〈ビューティーサロン〉
古河市久能735-2
地域密着!癒やしの空間


MAX PRESS 鶴田店〈クリーニング店〉
宇都宮市鶴田1丁目10-10
高級衣類はお任せ!


R hana 2006〈焼菓子販売〉
笠間市石井365
笠間市の有名cafe


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土壁下地の小舞竹

一週間って何曜日から始まる?カレンダーは日曜日スタートが多いですが、仕事始めの感覚からすると月曜日スタート…っと言うことで月曜日スターと考えて…

今週より江戸時代の土蔵保存修理工事の現場では土壁の下地工事、“小舞竹”の施工が始まりました。
〈写真1枚目〉
予め柱に鋸状(苆掛け)の加工や竹を差し込む穴を加工しておき、尺八竹や横竹、縦竹を棕櫚縄と藁縄を使い結び止め柱間に施工していきます。土壁をつくる下地 は、「竹」と「縄」で構成され、「縄」は細かく編んだ竹と土を密着させ、土と竹が一 体化しするのに重要な役割を果たします。“苆掛け”の刻みに全て横竹が設置されます。
〈写真2枚目〉
縦竹が格子状にならび綺麗な2階空間になりました。
床ベニヤは施工上の仮設材。


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GWといえばシロアリ

コロナの影響でいい事もある!
目先の良点だが、道が空いていて朝でも晩でも現場までいつもより早くたどり着く!

 話は変わり、GWと言えばシロアリ!なんでかと言うと、害虫駆除屋さんより聞いた話ではGW時期に大量発生する羽アリは確実にシロアリの羽アリとの事。
昨日も知人から連絡があり羽アリが大量発生したと!現場にお邪魔し確認したら間違いなくシロアリの羽アリ。いつもお世話になっている害虫駆除屋さんに連絡をし対応していただきました。


〈写真1枚目〉
大規模リノベーション物件house-WT-Rでは足場が外れました。
桧の板張りと白い塗り壁が良い感じに納まりました。
桧材を特注で加工していただき、一番長い所で7mの縦張りも繋ぎ目無しで施工してもらいました。


〈写真2枚目〉
高根沢の住まいhouse-Kでは、基礎工事がすすみ住宅瑕疵保険会社の配筋検査を受けました。
住宅事業者は「住宅瑕疵担保履行法」という法律により保険に加入し新築より10年間一部欠陥に対する保証をします。その為の検査を受け無事合格しました。


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GLO-BALL〈照明〉

建築業界のコロナによる影響。
私の廻りの建築現場では、今の所コロナの影響はさほど無いようです。
一部水廻り商品の納期に通常よりも若干の遅れはあるようですが問題なく建築現場は進んでおります。
着工している皆様ご心配無いですよ。


大規模リノベーション物件
〈house-WT-R〉
昨年より携わっているリノベーション物件。いろいろな都合が絡みコロナとは無関係で、スローペースの工期。
リビングには3枚引きの建具が完了。リビング南に位置する畳スペースより午後の採光を得るために間口2.6mの硝子戸と欄間を設けました。
東面の大きな欄間から時間の経過と共に南面の窓へと採光を得られる窓
が変わり1日中適度な採光が確保できました。
 桧の板張りと砂漆喰で仕上げたリビングのメイン照明にFLOS〈照明ブランド〉のGLO-BALL(グローボール)を選定。少しつぶれた丸いガラスグローの宙に浮いた光の玉が優しい上質な空間を演出してくれました。
デザイナーズ照明を空間に取り入れる…いいと思います!

写真2枚目は、本日より玄関部分を解体。玄関とその廻りを囲む板塀工事に入ります。


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小舞竹

コロナ生活…どんな工夫をして過ごしていますか…?

私の平日(仕事)はコロナ前とほぼほぼ変わらずデスクワークメイン。強いて言えば小学生の息子が事務所にいる事ぐらい。
休日は変わりましたね!外食を控えテイクアウト食を楽しみ、遊びに出かけず家の事をする日々。良いか悪いか休日も仕事したり…
GWも家にこもります!コロナが終息する時を楽しみっ!

さて、仕事のお話ですが、本日は一昨年より関わらせていただいている江戸時代の土蔵保存修理工事のR2年度工事契約をして参りました。

本年と来年度の2ヵ年計画でいよいよ土蔵のメイン工事、土壁の工程に入ります。本年は小舞竹+荒土(内外)を施工し、来年度で縦縄横縄+中塗り+上塗り+漆喰仕上の工程で進めていきます。


〈写真1枚目〉
現場に搬入した竹。
5m×500本。
木舞竹用の竹が売っているんですね。


〈写真2枚目〉
解体前の土壁を壁構成をサンプル用に丁寧に解体した写真。
写真の様に土壁を2年計画で造ります。


伝統的建造物を保存修理する目的は、歴史的価値の有る建物を未来へ残す目的も勿論ですが、もう一つ”技術の伝承”という大きな目的も有ると思います。
土壁を施工するのは左官職人さんですが、この”土壁”を施工できる職人さんが不足しています。かつ職人さん高齢化によって技術の伝承が急務となっています。

私の関わらせていただいている今回の現場は、他に例をみない規模の土壁施工が行われます。この機会にプロの左官職人さん向けに技術の伝承を目的とした”土壁ワークショップ”も考えています。一から土壁施工が体験出来る大チャンスなので是非御興味ある左官職人さんお待ちしております。案内ができましたらUPします。

↑↑↑にはやはり”コロナ終息!”が必要です!


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三和土〈たたき〉の打合せ

 昨日は、益子町の古民家改修の住まいへ三和土〈たたき〉の打合せに行って参りました。
 長閑な益子町の景色が一望できる高台に建つこちらの住まいは、空き家になった陶芸家さんの工房兼住まいを知人が購入し、既存の面影を大切に残しながらリノベーションした住まいです。
 周辺環境、景色、佇まい、室内空間、全て◎の生活を手に入れた知人より、エントランス空間の土間を以前は、そうであっただろう“三和土〈たたき〉”で戻したいが施工できる人を知らないか…?っと相談を受けました。
 “三和土”って簡単に言うと大内宿や江戸村なんかでみる土を締め固めた土間です。

連絡をいただいた時の心境↓↓↓
うん!うん!めっちゃカッコいいです!
是非施工状況見てみたいっ!
ただ…今どき居るか…そんな事出来る職人さん…?

居たんですっ!
とても身近な所にっ!

そんなこんなで職人さんと2人で気持ちのいい益子町まで打合せに行って参りました。
“打合せ”と言っても知人へ職人さんを紹介しただけで“仕事”では無いので、遊びに行っただけでした。
ただ“三和土”と言う引き出しは手に入れられそうですっ!
“三和土”の相談お待ちしております。


○三和土〈たたき〉:土間床に使われる“たたき土”の略。土に“消石灰”、“にがり”を混ぜて練り、突き固めた素材。


○益子町:全国でも有名な陶器の町。コロナの影響でR2年春の中止となりましたが、毎年2回開催される『陶器市』は益子焼をはじめ全国から陶芸等の作家さん(500店以上)が参加される1966年より続く歴史あるイベントです。
コロナが終息し秋には開催される『益子陶器市』へ是非、行ってみてください。


益子陶器市
↓↓↓
http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/


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