本日の現場 house-KS

 本日の笠間市の住まい house-KS では、屋根下地が完了し、外部に耐力面材が施工されておりました。
 木造建物は地震や風などの外力から耐えるために筋交いや耐力面材をバランスよく設け構造強度を確保します。
 私の場合、外部廻りの壁は耐力面材。内部の壁には筋交いを設ける事にしており、その理由は外部に面する壁には障害無く断熱材をピッタリ施工できるように壁内を空にしておく為です。筋交いは壁内に突っ張るための木材を斜めに設置するため、筋交い部分の断熱材を加工しなければ断熱材を充填する事ができませんし、その部分は断熱欠損になります。また、一手間増えると言うことは施工精度の差も生じやすくなります。なるべく簡単に断熱材を施工する=精度良い施工に繋がる。そんな理由で外部廻りの壁=耐力面材採用。
 そんな事を考え日々設計しております。


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祝 上棟

 丘の上に建つ大開口の住まい house-KS が1月29日に上棟しました。
 日が沈むのが早いこの時期は、時間との勝負。少々風の強い冬晴れの中、一部変形平面や登り梁が有り手間のかかる棟上げになりましたが、暗くなるのと同時に予定の工程を完了する事が出来ました。若い大工チーム流石です!構造体が組み上がると部屋の大きさや建物のボリュームがわかり益々完成が楽しみになりますね。
 今回の住まいは、店舗も兼用した住まいで、奥様が現在笠間市で人気のカフェ cafe R hana… を経営しており、そこの菓子製造部門を住まいの一部に造ります。イギリスのアティークドアを使ったり、引き分けの木製テラス窓を造作したりとやることが盛り沢山の現場で、今一度、気を引き締める佐藤でした。

丘の上に建つ住まいからの夕日が綺麗でした…

施工:株式会社豊田工務店


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house-KS 床断熱

 笠間市の住まいhouse-KSの現場では、気持ちの良い冬晴れの中、床の断熱材を施工しておりました。
床の断熱材は、いつも仕様のフェノバボード(厚み90/熱抵抗値4.74㎡・k/w)。ぴったりパンパンに一つ一つ丁寧に大工さんが施工しておりました。
 断熱材は施工精度が命です!どんなに高価な断熱材でも隙間が空いていては意味がありません。安価な断熱材をピッタリ丁寧に施工した方がよっぽど増しですよね。
 断熱部位には、皆さんそれぞれの正義が存在しますが、今の所私の正義は、浴室と玄関部に難は有りますが、1階床部分で断熱する“床断熱”です。室温を保ちたい部分をシンプルに断熱材で覆う!今はこれが私の正義です。詳しくは事務所へ遊びにいらしてください。


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ちょっとだけ変な形 基礎工事

丘の上に建つ大開口の住まい house-KS では、来年1月末の上棟に向け基礎工事が進められております。遠くに見える山景をリビングに取り込む為に、丘の上の旗竿状の土地を読み取り出した最適解は、整形の建物では無く、斜めの部分を持ち、斜めに配置された建物という解になりました。斜め部分は基準が出しずらく苦労する部分ですが、現場の型枠(コンクリートを流す為の仮設の枠)は、ビタビタで寸法ピッタリの施工精度で仕上がっておりました。気持ちよく新年が迎えられそうです!


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埋蔵文化財包蔵地立会

 冬晴れのとても気持ちの良い中、丘の上に建つ大開口の住まいhouse-KSでは、着工前に行った埋蔵文化財試掘調査の結果、平安時代の集落遺構が発見された事で、笠間市教育委員会立会いの元、基礎工事が始まりました。
遺跡内の土地で、埋蔵文化財が発見されても、その文化財上に30㎝以上の保護層を確保すれば、遺跡を発掘しなくても建築可能なんですよ。
来年1月末の上棟に向け工事監理頑張ります。
いやぁ〜しかし気持ちの良い土地です!リビングの大開口木製サッシから益子の山々を眺めながら生活!思い描くだけで楽しくなります。


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