ぴったり施工

意匠と性能とパッシブデザインの住まい…

美容室を持つ2世帯住宅のリノベーション物件
house-F-R では床の断熱材フェノバボード(t90)が床組み材の間にピッタピタに施工されました。

フェノバボード:熱の伝えやすさを示す熱伝導率という値が0.019w/m・kという最高ランクの断熱性能を持つ断熱材です。



ピッタピタに詰め込まれたフェノバボード

この上に床合板がピッタリと敷かれ、床下地を作って行きます。

今週末からは、間取り的に邪魔になる柱を抜き、補強のための大きな梁を入れる大仕事を行います!


栃木県宇都宮市設計事務所
創右衛門一級建築士事務所
http://souemon.net

リノベーション 床の断熱材

意匠と性能とパッシブデザインの住まい…

先日、小学校1年生の息子と友達を連れてアスレチックに行って参りました。小学生からと書かれたコースに出来ない障害もあると思いきや、全てクリアの息子と友達!
いやぁ〜たくましく育ってくれています!
勿論、私も全てクリアしましたよ〜
私と妻は、本日筋肉痛中です…

続きまして今週の美容室を持つ2世帯住宅のリノベーション物件 house-F-R では、棟梁H氏が床組みを造っておりました。


〈大引き施行中〉
大引とは、1階の床を支える重要な構造材です。
本物件では、90㎜角の材料を910㎜間隔で井桁に組み、床組みを作っております。


〈床断熱材、厚み90㎜のフェノバボード〉
910㎜間隔で井桁に組まれた大引きの間にこの断熱材を重点して行きます。

色々な現場状況を考え検討しながら工法や材料を選定し、より良い住まいの完成を目指し、日々建築に取り組んでおります。


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写真が出来ました!house-ST-C

意匠と性能とパッシブデザインの住まい

8月に完成したヴィンテージ歯科医院のコンバージョン物件
house-ST-C の写真が完成しました。

約90年前よりこの場所で佇んできたこの建物は、街の歴史であり風景の一部で、後世に残して行くべき歴史的価値を持つ建物でした。

先人達の残した技術や趣をなるべくそのままに、断熱性、耐震性、太陽光のあり方、風の通り道などを快適な空間にすべく改善する工事を行いました。

趣を残したまま住環境を整えた現代性能を持つヴィンテージハウスの写真が完成しました。


〈玄関〉
以前は歯科医院のエントランス部分でした。
玄関に入ると趣ある書斎を介して北側まで景色が抜ける計画としました。


〈LDK〉
必要の無い間仕切り壁を撤去し、使い勝手の良いLDKにしました。素敵な天井や収納、照明は残し以前の趣をなるべく残すよう心がけました。


〈キッチン・ダイニング〉
ステンドグラスは残したまま、断熱性能を考慮した木製窓を新規作成しました。


〈書斎〉
診療室に使用していた部屋を書斎にしました。
内部空間の中で、以前の趣を残すことに一番拘った部屋です!


〈縁側と階段〉
風の通り道と空間の抜け具合を大切にした空間です。


〈2階の廊下〉
なんとも言えないスっとした和の空間!
素敵過ぎますっ!


〈縁側〉
濡れ縁と薄く深い軒を持つ縁側!
ポカポカ陽気の縁側も良いですが、雨樋を持たない軒から落ちる雨越しに見える景色も良いものです。
改めて写真を見て、とても素敵な空間が完成したなと嬉しくなりました。このような歴史的価値のある素敵な工事に携わらせていただけたこと、私に仕事を依頼してくださった施主様に感謝しております。
S様夫妻ありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。

また今回も素敵な出会いができました(^^)

ちょっと話変わりまして!
時代でしょうか…
新築と同じような金額のリノベーションの仕事を頂ける機会が増えてきたこの頃、新しいクライアントさんなどから “リノベーション” と “新築” どちらが良いですかと聞かれることがあります。

その時の私の答えは、その建物に思入れや、新築に出来ない理由がなければリノベーションやコンバージョンに拘ることは無いと思います!と答えます。

その理由は、工事金額です。
私がリノベーションやコンバージョンの仕事をさせていただく時に心がけていることは、空間や意匠性に拘りつつ、住環境性能や耐震性を向上させることに努力いたします。このような工事を行おうとすると、柱と屋根のみを残した状態まで解体することが多くなりますので、新築と同じような金額の工事費になってくるからです。

その建物に思入れや、新築に出来ない理由がなければ断然新築の方が色々なことの自由度が増えますので、このような答え方をさせていただいております。

もちろん部分改修などは別の話になります。あくまで “リノベーション” と “新築” を悩まれている方への私なりの答えです。

撮影:asterisk studio
↓↓↓
http://asterisk.studio/index.php


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シロアリ補修

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

 

大規模リノベーションの住まい house-F-R では、大工工事が始まりました!棟梁は、我が物件のリノベーション、コンバージョンと言えば、厳しくも優しい棟梁H氏!今回もH氏からいろいろ学ばせていただこうと思います。
H氏よろしくお願いいたします(^^)

そんな大工工事は、蟻害を受けた部分や腐朽した部分を新しい土台や柱に交換する工事から行います!
屋根が乗ったまま朽ちた土台や柱って交換できるんですよっ!大工さんって凄いですよね!



〈シロアリに侵食された土台と柱〉
土台も柱脚も、もう無くなってました…
こもままでは、すぐに倒れてしまいますよね!
今後、このような状態にならない対策をし、新しい部材に交換します。


〈柱の交換〉
つっかえ棒をし、柱を抜く準備!

こんな感じで現場は進んでおります。


今週末30日土曜日は、雀の宮駅西口近くで行われるお祭り『夜祭2017アキ』にラーメン屋さん“麺榮 王様のラーメン”の手伝いで参加しますので遊びに来てください!
夕暮れ時に点灯されるキャンドルは圧巻ですっ!

↓↓↓
夜祭2017アキ
https://www.murasuzume-project.com/2017aki

↓↓↓
麺榮 王様のラーメン
https://ja-jp.facebook.com/pages/麺榮-王様のラーメン/206846579447721


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木と鉄の椅子

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

先日、数年前に解体現場から貰ってきた鉄製サビサビの椅子の脚を使って椅子を作りました。

〈鉄製サビサビの脚〉
このサビサビの脚をまず耐水ペーパーにてひたすら研磨!
研磨っ!研磨っ!

今回は、240番の耐水ペーパーにて水研ぎしました。
茶色い錆水でかなり汚れますのでご注意!

錆も取れ黒っぽい鉄色になったらラッカースプレーの“つや消しクリア”にて表面をコーティングします!
クリアスプレーを“つや消し”を使うことで、コーティング後も綺麗過ぎない鈍い鉄光り感が良い感じに出ます!

〈ラッカースプレー〉
近所のホームセンターにて購入してきた“つや消しクリア”のラッカースプレーを研磨後の鉄脚にコーティングしました。


コーティングした脚に、木の背もたれ面と座面を、座り易い形、大きさにカットし、紙ヤスリで整えた物を取り付けて完成です。
今回使用した無垢材は、施主様へのプレゼント椅子でしたので、リノベーション物件の施主様宅より解体時に確保しておいた欅の一枚板を使いました。


〈完成した椅子2脚〉
古道具屋さんに置いてありそうな素敵な椅子が出来ました!
椅子として使ってもいいですし、植物を置く台に使ってもいいですよね!

簡単に出来ますので、どこかにボロボロの椅子脚があったら貰ってくるべですよ〜

たま〜に!こんなこともしております!

話は変わりまして、
来週30日(土)は、雀の宮駅西口近くで行われるお祭り『夜祭2017アキ』にラーメン屋さん“麺榮 王様のラーメン”の手伝いで参加しますので遊びに来てください。
夕暮れ時に点灯されるキャンドルは圧巻ですっ!是非っ!

↓↓↓
夜祭2017アキ
https://www.murasuzume-project.com/2017aki

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麺榮 王様のラーメン
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現場報告

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

解体工事が進む大規模リノベーション物件 house-F-Rでは、壁、床が撤去されて柱梁のみの状態となりました。

木構造って綺麗です!

撤去された床下は、布基礎で防湿コンクリートは、施工されていませんでしたが、換気状態が良好だったようでカラカラに乾いた土の床下空間が現れました。

木造の住宅には、基礎断熱工法でなければ、床下には湿気が充満して換気による抜け道がないと、木材に腐朽菌が発生して土台が腐り始めたり、シロアリ被害につながるなど、住宅の耐久性低下につながりますので、一定以上の大きさ、間隔で床下換気口を設けなければなりません。
また、厚さ60ミリ以上の防湿コンクリートや厚さ0.1ミリ以上の防湿フィルムを敷き詰めるなどの床下防湿処置も講じる必要があります。

本現場での新しい床下空間の計画は、改修後も床下の換気経路を変更する事なく十分な換気口があることや、解体時の様々な現場状況より判断した結果、現状の上に厚さ0.2ミリの防湿フィルムを敷き詰める防湿計画としました。

断熱材は、床断熱にて大引き間にいつものフェノバボード厚90を充填する計画です。

解体前に予想した工事内容で、既存部分の土台、柱の蟻害及び腐朽による撤去交換工事は、現場状況を確認した所、タイル貼りだった浴室廻りは、予想通りに土台は腐朽しておりましたが、その他の北側水廻り部分は健全な土台、柱で安心。その他に予想外の部分が蟻害及び腐朽しており、プラマイZEROの結果でした。

いい結果です!


〈素敵な破風飾り〉

この後は、基礎工事と腐朽部分の交換作業を同時進行で進めて参ります。

いやぁ〜デカいっ現場です(^^)


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リノベーション住宅!解体工事!

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

すっかり秋ですね〜
温泉に行きたくなってきました(^^)

本日午前中は、非常勤講師を務めさせていただいている学校の夏休み空け最初の授業!一月以上ぶりの授業は少々緊張いたしました。休み空け早速、来週は前期期末試験があるため明日から試験問題を作ります!
難しくしちゃおうかな…

 

大規模リノベーションの美容室併用住宅の現場 house-F-R では解体工事が着々と進んでおります。
解体工事が進むと解体前には解らなかった部分もいろいろ見えてきます。例えば思いもよらなかった部分が蟻害にあっていたり、漏水による土台や柱の腐食なども出てきたりします。逆に思いもよらなかった素敵な梁組なんてこともありますね。そんな時は設計変更し素敵な梁を見せる空間にするか再検討したりします。


グネっと曲がった素敵な梁が現れました。
何とも素敵な曲がり具合っ!
この梁を何とか見せられる空間にしたいですね!

こんな感じで現場は進んでおります。

話は変わりまして…
副委員長を仰せつかっています資格団体(一社)栃木県建築士会青年部では、未来の建築士を応援すべく、毎年一級建築士試験の設計製図試験受験者を対象にその年の試験課題になるべく近い現存施設の見学会を実施しております。

先日も本年の一級建築士設計製図試験課題施設見学を実施して参りました。課題に近い実際の建物を見ることは勉強になるようで、とても多くの受験者に参加していただきました。
あと一月!頑張って勉強し、是非とも合格してほしいと思います。
建築士会では、このような活動もしております。

(一社)栃木県建築士会
↓↓↓
http://www.tochigi-kenchikushikai.or.jp


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本日着工!

意匠と性能を両立した
自然の力を両立できる住まい…

今朝、昨日で夏休み終了の息子は、バタバタっと楽しそうに出かけて行きました。長いようで短い夏休み!小学1年生の彼は毎日毎日楽しそうで何よりでした。

宿題は終わったのかな…

私も今日から着工の現場がありバタバタっとした朝を過ごしながら現場に向かいました。
今回の現場は、築37年の店舗併用住宅の大規模リノベーション物件、店舗部分と合わせて63坪ある大きめ物件!いゃ〜難しかった…
難しかった分面白かった…頭使った…

頭使った甲斐があり図面上ですが、とても素敵な空間が出来、完成が楽しみです!

今回の工事は、和瓦の屋根、柱、梁の骨組み、基礎を残しての、耐震改修、断熱改修、間取りの変更工事を行う大規模なリノベーション工事です。
工期は来年4月までを予定!張り切って週一の工程会議の向かおうと思います!



現場はこんな⇧感じの和風住宅!
どんな感じの店舗併用住宅になりますかね〜


他に今週はヴィンテージハウス house-ST-C では外構工事がスタートしました。板塀が出来ると一段と気持ちいい縁側になりますね!楽しみです。


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当たり前だけど住環境!

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

今週は、息子の友達家族とキャンプに行って参りました。
ジリジリするような夏らしい天気では無かったですが、大した雨に降られることもなく自然を満喫してきました。

今回のキャンプは、不慣れな我が御一行は、テントでの本格的キャンプでは無くバンガロースタイルでのキャンプ。

友達家族と川で遊んだり、一緒に食事の用意をしたり、夜の探検ごっこ、キャンプファイヤーを囲んでの花火、西瓜割りなど非日常を満喫できた楽しいキャンプでした。子供達にもっとお手伝いをさせるはずが、そこはちょっと甘かったキャンプになり来年の課題にしたく思います。




建物としての最低限の空間を体感することができたバンガローキャンプ面白かったです!また来年っ(^^)

そんなバンガローキャンプを経て改めて住まいを考えてみました。キャンプでなく日常の住まいとして建物を考えると…

ここで急に住環境の話になりますが…

日々の生活を考えるとやはり断熱性能を含む住環境はとても大切なことだと考えます。

冬暖かく、夏涼しく!
断熱性能と言うと…何か締め切って息苦しい…何てことも言われますが、開けたり閉めたりできればいいだけですよね!
何も息苦しく締め切る必要は無いです。

勿論住まいには “空間” や “コンセプト”もとても大切で、どちらが優位と言う訳では無く 意匠と性能の両立…  がとても大切だと考えます。

“設計事務所の住まいって、カッコイイけど住みづらい”なんてことの無いようにしたい設計したいですね(^^)

そしてそれと同じだけ大切な事が 自然の力を調整する機能 です!

自然の力を調整できる…って大それた事では無く、”” のあり方です。
冬は太陽の光をいっぱい入れて、夏は遮り涼しく過ごす!
通風を考えた窓の位置、欲しい時に風を通し、要らない時は遮る!またはエアコンの効きを良くするための排熱も必要です。
言葉にするととても当たり前のことばかりですが、この当たり前のことを大切に設計しております。
また、窓には外部からの “視線” に対する考え方も必要になってきますね。

そんな事をバンガローで過ごして改めて思いました。

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調査業務

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

 

お盆休みも本日で終わりですね〜
明日からまた張り切って参りましょう〜
そんなお盆中
私は、普段とはちょっと違った業務を行って参りました。
まだ調査段階で、今後の方針も決定してない建物なので多くを語れず、写真も掲載出来ないのですが、東京都市大学の教授が指揮をとるプロジェクトで、とある行政の持ち物である歴史的価値のある元工場の現況調査業務に設計事務所仲間と共に参加して参りました。

今後、数回の調査をし現況を把握したのちに将来の利活用方法を考えていくとのことですが、古き良き部分をなるべく残し、現代に合ったセンスの良い活用方法が見つかり新しい用途を得て新たにこの地で活用されるのが楽しみです!
何年かかるかわかりませんが、私も少しでもどんな形でも関わっていきたいプロジェクトです!


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