ここ最近のあれやこれ…

R6.3.27(水)[晴れ]

昨日26(火)は、年始に提出した
予算オーバーの御見積りについて、
お施主様と2回目の打合せをさせていただきました。

1度目の打合せは、現状の金額をお伝えし、
面積の縮小や、仕上げの変更でのCD案を説明し、
性能面では決して下げたくない事をお伝えしました。

その2日後に借入額を増やす事にしたとの
メールをいただき、昨日2度目の予算打合せとなりました。

“我慢して建てた住まいで暮らすより、
気に入った住まいで暮らしたいんです”っと…

お施主様ご家族にとって、
住まいの設計とは、重要な役割を担っていることは
重々承知しておりますし、
いつもそのつもりで設計をしておりますが、
改めて身の引き締まる打合せとなりました。

本日より図面修正に取りかかりましたので
K様、工事契約、着工までいま暫くお待ち下さい。

そして、いろいろあった2週間でした…


〈新規物件の現地調査〉
スパン10mの木造倉庫の御依頼

時代は、木造化の波が来ております。
中規模とまでは言いませんが、
木造大スパンをやりたいと思っていた所に、
10mスパンの話…
楽しみです。

住宅にも応用できるスキルになります。



〈見積もり提出〉

とあるお店の改装工事
見積もり金額に御納得いただき4月後半に着工します。



〈ショーケースのディスプレイ作業〉

伝建地区、土蔵建物内の展示スペース工事
大工さんと一緒にディスプレイ作業。
いい感じに仕上がりました。



〈宮城へGO 津波よって破壊された元交番〉

2日間、全国青年委員長会議にて宮城県へ行って参りました。

すでに青年ではありませんが、
建築士会青年委員長を仰せつかっており、
学びと刺激の場に参加して参りました。

1日目は、女川町へ伺い
3.11の津波被害で全てを失った町の
復興への具体的な取り組みについて、
女川町復興連絡協議会事務局長より話を伺いました。

災害に備える…やはり住宅もまずは耐震等級3ですよ。

2日目は、まさにただ今興味津々な”木造・木質化”について、
CLTや縦ログ工法など
全国の同世代建築士の取り組みについて学んで来ました。

凄い同世代が居るもんだっ!
刺激いただきました。

 



〈主催としてみやJOY2024けんちく博の開催〉

R6.3.24(日) ライトキューブ宇都宮にて
建築士会主催のイベント”みやJOY2024けんちく博”の開催。

栃木県の建設業に関わるさまざまな団体が一同に集結し、
建築にかかわる体験ができるイベントを開催しました。

来場者数約7,000人の大成功イベントとなりました。

写真は、参加者みんなで作った
“LRTがあるまちづくり”のジオラマ

なんともバタバタな2週間でした。


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net

 

新しい住まい

R6.2.10(土)[晴れ]

先週の事。
新しい施主様と当事務所にて顔合わせをいたしました。

“新しい”と言っても見学会へお越しいただいたり、
イベントへ参加してくださったりの
2度程面識のある御夫婦。

私の自宅兼事務所を観ていただきながら
今後世の中は、エネルギー価格の上昇を続け、
暖房にかかるエネルギーを如何に抑えていく事が
大切な家族を守る家に備える大きなポイントになり、
それには、断熱性能を高める事が最も効果の高い方法で、
新築時が一番費用対効果が高く、
生涯にわたり効果を発揮するものですよ
っと!

“当たり前”だけど、
凄く重要な事で、そして最もシンプルな
話しをさせていただきました。

そんな話をしながら、軽くヒヤリングのようなお話し…

当事務所に来ていただけるお施主様はみなそう、
そろって自分のスタイルが有り、
そしてちょっと変わっている…

今回のお施主様も会話の中で、
〈お施主様〉:「リビングって必要ですか…
         無くてもいいと思うんですよね!」

〈私の心の声〉:ほら出たっ!
またちょっと違う人っ!(いい意味です)
↑↑↑
っと思いながら、
そうそう私のいつものお客さんっと嬉しくなりました。

改めて、ヒヤリングの日程を決めその日は終了。
どんな住まいができるか楽しみです。

M様
当たり前の重要な事を
よりシンプルに設計をすすめて参ります。
これから長いお付き合いよろしくお願いいたします。
楽しみにしてください。

話は変わり、
断熱等級の数字をあらためて検索してたら、
LIXILのサイトで以下のようなイラストを発見。

一番右絵の “これからの家” の所が
“HEAT20 G2” になってました。
現在の世の中の家は、
中絵の “今の家” にもなってないような気がしますが、
国や企業はこんなイメージなんですね。

G2がスタンダードで最低性能になって行くって事です。
やり方は色々あるとは思いますが、
性能的にも価格的にも
大きく違うのは付加断熱するかって所ですね。

サッシの性能を上げて計算すると付加断熱無しでも
G2になる場合もあるようですが、
熱橋などを考えると、
数値だけのそういう事ではないですよね。

これからの新築物件は、
付加断熱無しはないって事だと思います。


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net

 

先週の業務

先週(8/1〜)は、ちょっとバタバタな1週間でした。

〈写真1枚目〉
新規案件。
とある素敵な街に佇む店舗改修工事の現場調査。
スケルトンな2階部分!
木造校舎のような趣ある素敵空間!
オーナー様の街に対するお考え、業態の進展などビジョンが明確で楽しい打合せをさせていただきました。
その後、蒸し風呂の中、現調!
暑かったっ!
10月以降のOPENを念頭に進めてまいります。

〈写真2枚目〉
那須町のセカンドハウスの現場へ敷地周辺の確認と打合せ。
那須町は、涼しいはずっ!っと現場へ向かうと…そんな事は無く!
やはり暑かった!

ただ、さすが別荘地っ!

木の葉の擦れ合う音だけが響く、静寂の中、元気に茂った木陰が、直射日光を遮り、暑さを和らげてくれる何とも心地良い空間でした。 
先ずは、8月末に伐採、伐根からスタートです。

〈写真3枚目〉
宇都宮市の住まいhouse-SSの現場では基礎工事が完了し、外部の給排水配管が施工されました。
工場では、間もなく構造材の加工が始まります。

8月30日上棟。


何方か…vectorworksが使える方…御連絡ください。


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https:souemon.net

 

明日[12/17]は上棟

壬生町の住まいhouse-M

必要な生活機能を集約した丁度良い佇まいを明日、上棟します。

現場では土台を敷き、床の断熱材、その上に床下地材の合板を施工し、ビニールで綺麗に養生され、明日の上棟準備が完了しました。

明日は、冬晴れの中気持ち良く棟上げ完了です。

完成はR3年4月予定。


design+inshulation+passive design
https://www.souemon.net

 

木構造マイスター準1級取得

小学校の時、早く大人になりたいと思っていた。別に早く働きたかった訳では無く、大人になれば勉強しなくてすむと思っていた。

その時だってほぼほぼ勉強なんてして無かったけど…そう思っていた。

だけど現実は違っていた…

大人になってからの方が学ぶ事、学びたい事だらけで、小学生の自分に言ってやりたい!

“今のうちもっと勉強しなさい。そうすれば地頭が今より少しは良くなるから、大人になってからの勉強が身に付きやすくなるよ。未来の自分の為にお願いだから勉強してください。っと!”
土下座でもしながらお願いしたい。

そう言われた小学生佐藤は、きっとこう思う。

“なんだ結局大人になっても勉強すのか!だったら今はしなくていいじゃん!”
間違いなくこう言う。

結局、今の佐藤と変わらない…
何の話をしているのか…すみません。

本題です。
先日、勉強しました。
木構造マイスター準1級認定講座を受講し、認定試験に合格することができました。

学んだ事が、世の中にちゃんとした形で残るから”資格”っていいですよね。

施主様の大切な住まいを安全な建物として設計出来るように日々学んでおります。


design+inshulation+passive design
https://www.souemon.net

日射シュミレーション

今年はまだまだ暑い日が続きそうです。温暖化が進むと言われる未来では、どんな夏が待っているのか…

夏を快適に住まうには、日射遮蔽が上手く出来るかどうかが一つの大きな鍵になります。

簾、葦簀、タープなど、後付の良い品も多々ありますが、建物の形状や向きなどで夏の日射遮蔽が可能だとより快適に過ごせます。

sketchUPなるフリーソフトを使いplan検討の段階から日射状況をシュミレーションし、軒の出、配置状況を検討します。

6月21月の10時頃の日差し…
8月13日の正午の日差し…
冬…12月21日の朝は…
っと言った感じで日射遮蔽したい時期、日射を取り込みたい時期、時間帯などを検討する事ができます。

周囲をアパートに囲まれた日射の確保が少々難有りな敷地でも、日射状況をシュミレーションする事で、適切な位置や向きを検討する事ができます。

将来、周辺環境がどう変わるか…を想像する事も重要ですので、設計段階より周辺環境が難有り敷地の方が、未来を想像しやすいですね。


design+inashulation+passive design
https:souemon.net

今週の現場

夏っ!真っ只中!
現場の職人さんには本当に感謝の時期ですね。

今週の現場監理
〈写真1枚目〉
栃木市、江戸時代の土蔵保存修理の現場では、”鉢巻”と呼ばれる軒下直下の斜めに張り出した壁部分の荒土充填工程が終了しました。次の工程は窓・扉廻りの”かけご”の型を造り土塗りの準備を行います。
かけご:観音開きの扉の合わさる部分に段を付け左右が組み合わさるようにした”段”の部分。

〈写真2枚面〉
G2の高根沢の住まいhouse-K
玄関の欄間下地が完了しました。
欄間を設ける事で外部からの視界を遮りつつ適度な明るさ確保する事が出来ます。目的は採光と意匠なので、漏気防止の観点からも嵌め殺しのガラスとしました。

〈写真3枚目〉
万町の住まいhouse-T
交通量の多い交差点近くの住まいを計画するにあたり、いかに内側からの視界を確保しつつ、外部からの視界は遮る事が出来るかを考え、プラン及び配置計画を工夫した住まいです。
設計通りの窓が出来ました。
折角設ける大きな窓は、締めっきりにならない価値ある大きな窓にしたいですね。


design+inshulation+passive design
https:souemon.net

三和土〈たたき〉の打合せ

 昨日は、益子町の古民家改修の住まいへ三和土〈たたき〉の打合せに行って参りました。
 長閑な益子町の景色が一望できる高台に建つこちらの住まいは、空き家になった陶芸家さんの工房兼住まいを知人が購入し、既存の面影を大切に残しながらリノベーションした住まいです。
 周辺環境、景色、佇まい、室内空間、全て◎の生活を手に入れた知人より、エントランス空間の土間を以前は、そうであっただろう“三和土〈たたき〉”で戻したいが施工できる人を知らないか…?っと相談を受けました。
 “三和土”って簡単に言うと大内宿や江戸村なんかでみる土を締め固めた土間です。

連絡をいただいた時の心境↓↓↓
うん!うん!めっちゃカッコいいです!
是非施工状況見てみたいっ!
ただ…今どき居るか…そんな事出来る職人さん…?

居たんですっ!
とても身近な所にっ!

そんなこんなで職人さんと2人で気持ちのいい益子町まで打合せに行って参りました。
“打合せ”と言っても知人へ職人さんを紹介しただけで“仕事”では無いので、遊びに行っただけでした。
ただ“三和土”と言う引き出しは手に入れられそうですっ!
“三和土”の相談お待ちしております。


○三和土〈たたき〉:土間床に使われる“たたき土”の略。土に“消石灰”、“にがり”を混ぜて練り、突き固めた素材。


○益子町:全国でも有名な陶器の町。コロナの影響でR2年春の中止となりましたが、毎年2回開催される『陶器市』は益子焼をはじめ全国から陶芸等の作家さん(500店以上)が参加される1966年より続く歴史あるイベントです。
コロナが終息し秋には開催される『益子陶器市』へ是非、行ってみてください。


益子陶器市
↓↓↓
http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/


design+inshulation+passive design
https:souemon.net

 

最近の業務


写真1枚目
大規模リノベーション物件
〈house-WT-R〉
化粧垂木に銅製の小口飾りが付きました。
銅板は江戸時代より屋根などに使われて来た経年変化による色を楽しむ事のできる材料です。
初めはピカピカ→褐色→緑青色と木材の変化と共に住まいに馴染んで行きますね!楽しみです。



写真2枚目
(仮組み中の写真)

江戸時代の土蔵・保存修理工事
長い年月、破損部分から侵入した雨水と蟻害によって劣化した土蔵を解体しなるべくオリジナル材を再使用する努力をしながら修理を進めている土蔵が今月R2.2.27よりついに上棟します。予定は27日〜29日の3日間で棟上げ予定。これまた楽しみです。



写真3枚目
宇都宮市の住まい
〈house-M〉
来月3/7・8 open house
フライヤー完成次第UPします。



写真4枚目
宇都宮市の住まい
本日R2.2.25建築確認済みになりました。

が…いつ着工できるかな…


今週、鹿沼市の住まいが建築確認済みになる予定。
ありがたい。

別話…
昨日、ずっと会いたかった温熱環境に詳しい人と会って話した!
めっちゃ楽しかった…!


design+inshulation+passive design
http:souemon.net