江戸の町家を紹介

 週末は、栃木市重要伝統的建造物保存地区を舞台に開催されたイベント「クラモノ」に設計事務所や大工、研究者等の仲間達と結成した“かえもん暮らし発見会”で参加して参りました。
 参加内容は、来年度より2年計画で修理工事予定の江戸末期に建てられた町家を片付け、設え、修理後の賃貸希望者向けへの内覧会を目的に休憩所として一般公開してきました。
 本物件は、栃木市重要伝統的建造物保存地区のある嘉右衛門町メインストリート“例幣使街道”沿いに建つ築150年程の町家で、約6.5mのファサードから一歩入ると奥行き15m程の室内空間が広がり、その奥には通り沿いとは一転、静かな中庭を持つ東西に長いコートハウスです。
 私達“会”としては、この奥に広がる素敵な空間を改修後に店舗として利活用していただき、嘉右衛門町を一緒に盛り上げていただきたく考えています。
 江戸時代の建物を現代風に使い、“重要伝統的建造物保存地区”で商い!住まい!暮らして行く!って素敵で凄いことではないでしょうか。嘉右衛門町には今回内覧会を開催した本物件のような歴史的価値を持ちながらも活用されずに空き家になっている物件がたくさんあります。これからも空き物件を紹介
し活用方法の提案をしていきます。

“かえもん暮らし発見会”の内容は、嘉右衛門町地区でかもす、キュレーション情報サイト kaemos で時々UPしております。


design+inshulation+passive design
http:souemon.net

振って!捻った!宇都宮市の住まい

 宇都宮市の住まいhouse-MHでは上棟から約一月、屋根が葺き終わり、バルコニーの防水工事が間もなく終了するまで進みました。
 大工さん曰く、外部工事に日数が掛かり過ぎる手間の掛かる住まいとニコニコしながら言ってくれた。外観形状を斜めに振って、屋根を捻ってかけたので心当たりは当然有る。
バルコニーの防水処理も納まりに拘ったのでこちらも当然心当たりは有る。
 手間が掛かるという事は、決してイコールでは無いが、工事費も掛かるという事と遠い話では無い。
工事費が掛かる事は正義ではないが、手間が掛かると言われる設計はこれからもしていきたいと思う。

手間が掛かっても安価に納まったら全て良しですね…


design+inshulation+passive design
http:souemon.net

大断面桧材

 和の佇まい大規模リノベーション物件house-WT-Rの現場では、上棟から約一月掛けて屋根が仕上がって来ました。
 柱、梁、垂木や母屋などの屋根組全て化粧造りの屋根を既存屋根とすり合わせしながらの施工は、施主様が住みながらの工事。新しい部分を造っては既存部分を解体の繰り返し工程で超ぉ〜大変っ!

※大変なのは私では無く大工さん!

息のピッタリ親子大工、凄い技術で素敵で立派な和の佇まいが出来て来ました


design+inshulation+passive design
http:souemon.net