新物件 141年前の土蔵

本年度[R3]より新しく関わらせていただく事なった明治13年[1880年]建築の土蔵。

[写真1枚目・2枚目]
土壁撤去前の既存建物
長い間、雨風にさらされ瓦や壁が劣化し、その部分から雨水が侵入し木材が朽ちて屋根や壁が崩落。
濡れた木材は、蟻害にも侵され危険な状態でしたが、何とか現存してくれていた大切な建物。

“残っていてくれただけでOK!
後はお任せください!”

外観も時代の流れの中で、その時々に必要な増築が行われた様子がうかがえる。

今だから、古い建物を残そう…歴史的価値…とか言ってはいるが、ただの倉庫で収納量だけを求められた時代もあったり、古いだけで役に立たない時代も長い歴史の中にはあったに違い無い。

ちょっとヘンテコな下屋が残っていたり、その場しのぎの補修跡を見ると、時の流れを感じます。

なるべく既存の部材を残しながら、これから先100年以上も耐えうるよう現行法律とのバランスを考えながら修理方法を選択し修理設計を進めて行きます。
限界耐力計算を使い、既存建物のように石場建て基礎で戻す方法。
現行法に沿ってRC造の基礎を造る方法。
いろいろな正義と修理方法が多いだけに悩みの多い現場です。

先ずは、現況把握の調査です。


意匠と性能の両立した住まい
創右衛門一級建築士事務所
https:souemon.net

 

G3やってみたい!

西大寛の住まいhouse-SS
先日の地盤調査を終え、6月末から基礎工事が着工する事となりました。

敷地の周辺状況を読み解き、整形でないPLANの”解”となりましたが、何が何でも”耐震等級3″を確保したく構造計算を依頼。
試行錯誤していただき耐震等級3を確保!
整形でなく、大きな吹抜けも有りますが、耐震性能を確保する術を学びまた一つ経験値を上げられた物件になりました。

経験値でもう一つ!
G3物件ですっと言いたい所ですが、努力をしたのですが届かずG2。
G3物件をやってみたいので、”意匠と性能の両立”にご興味ありましたらG3物件の御依頼お待ちしております。

G3+耐震等級3+C値0.1以下+意匠性!
是非是非お待ちしております。

西大寛の住まいhouse-SSは来春完成予定。
ウッドショォーック!終息を願うばかりです!


意匠と性能の両立した住まい
創右衛門一級建築士事務所
https:souemon.net