外構工事完成 高根沢町の住まい

高根沢町の住まいhouse-K・G2では植込み時期を待っていた芝が敷かれ、同時にその他の庭も完成しました。

〈写真1枚目〉
敷地南西角に施主様の御実家から移植したなんだか有難そうな四角形の天然石を中心に芝山を築造。
間もなく緑に変わるモッコリが、後ろの目隠し塀とイイ感じになるはず。
伸びっぱなしの芝もいいかも!

〈写真2枚目〉
玄関奥の坪庭。
玄関扉を開けると、北側に視線の抜ける地窓から見えるように坪庭を造りました。
やはり施主様御実家から移植した半球状のこれまた何だか有難そうな石を交え施工していただきました。
こちらの坪庭は、南天と福寿草も御実家から移植。有難そうな物ばかりですね。

庭のデザイン・施工は↓↓↓
ニワコデザイン


意匠と性能の両立した住まい
創右衛門一級建築士事務所
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補助金を使うという事


“年度末”その言葉は、普段の業務にはあまり縁のない言葉。
ただ、補助金を使うと必ず出てくる言葉。
近年関わらせていただいている伝統的建造物保存地域の業務も補助金を使わせていただいているので”年度末”と言う言葉で業務を区切り完了検査を受け、年度内工事を完了させなければなりません。
住宅関連も耐震診断やZEH、グリーン化事業、県産材、大谷石の活用など補助金っていろいろありますね。
“年度末”と言う区切りがあるので、うまくタイミングが合えば賢く使いたい制度ですね。

〈写真1枚目〉
登録有形文化財の建物が在する敷地に板塀をデザインする現場では、塗装工事を行い本年度で工事終了。
周辺の塀に色彩を合せ黒い柿渋で仕上げます。
こちらも”年度末”!
〈写真2枚目〉
安政5年(1858年)の土蔵保存修理の現場。
着工から3年目の工事が終わりました。
本年の工程は、左官工事の土壁がメインで、小舞竹と言われる竹で格子状に組まれた下地造りと土壁を形成する”土”造りからスタート。
土壁は完成すると壁厚25センチ程になり、以下の工程で造られて行きます。
荒打→縦縄→縄隠→横縄→縄隠→大直し→小直し→中塗り→上塗り

R2年度工事は、”縦縄+縄隠”で終了。
土壁完成はまだまだですが、再来年度完了を目指し工事を進めて行きます。
これも”年度末”

土壁!住宅や店舗に使ってみたい素材です。


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伝建地区はしごの日

R3年3月2日[火]雨

伝統的建造物群保存地区の業務、はしごの日

午前中、茨城県桜川市真壁町にて、塀の修景工事。施工会社の加工場にて寸法確認及び納まりの打合せ。

登録有形文化財に指定された明治時代の建物が建つ敷地に街並みに沿うよう板塀を2パターン設計しました。

3月末完成予定。


午後、栃木市嘉右衛門町へ、江戸時代の土蔵保存修理工事の現場へ現場監理。


本年度予定の土壁は、荒打→縦ナワ→縄カクシにて終了。

来年度、まだまだ続く土壁工程を残し、本年度残す工程は平場の瓦葺き工程で終了です。
一枚一枚擦り付けて仕上げて行きます。
こちらの土蔵の完成はまだまだ先(2年後…)になります。

雨の中、伝建地区をはしごした一日は、少々時間のすすみがゆるやか気がした穏やかな日になりました。

夕方、ザブザブでしたけど…


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