桧材


大規模リノベーション物件house-WT-R

内部の勾配天井に桧が施工されました。吹抜け勾配天井→一部壁→キッチンの平らな天井→キッチン壁へと目地を通した無節桧板張り仕上。一手間掛かる仕上げになりますね。
写真1枚目は薪ストーブ設置部分。
桧の天井と欄間のガラス、耐火レンガが良いバランスで施工中。

外壁は、桧板の羽目板押し縁張り仕上。羽目板がステンレスビスで施工終了し、押し縁取付待ち。柱、梁の大断面構造部材と桧の羽目板が綺麗です。


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表の顔

宇都宮市の住まいhouse-MH
写真1枚目
ファサード(建物の正面)。
建物には表顔と裏顔がある。道路状況や周辺環境により幾つの面が表顔になるかは異なるが、必ず表顔がある。表顔は住まい手も、他人もその場所を通るすべての人が目にするその住まいの印象を付け、意匠を評価する重要な面になる。
表顔には、適度なボリュームと装飾を削ぎ落とした引き算の建築が良い表顔を造ります。余計な窓も付かないようプランの段階から計画します。極端に窓の少ないファサードにもならないようにも気を付けたい所です。
ボリュームを抑え、2階リビングからの景観を考え計画した表顔は、壁を振って、屋根を捻った形状でまとまりました。ん〜素敵な表顔です。

写真2枚目
捻った屋根。


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調査と基礎工事完了

 本日は、監理物件の基礎工事完了の確認と新物件の調査の為に栃木市伝統的建造物保存地区“嘉右衛門町”へ行って参りました。

写真2枚目
昨年度より4年計画で着工しました江戸時代の土蔵は基礎工事が完了しました。R2年始上棟に向けの準備完了です。
 
写真1枚目
新物件の調査。
やはり江戸時代の建物で、現況の破損状況を確認記録することは勿論ですが、創建より150年以上の歴史の中でどのように改修が行われ、時代背景と共に間取り等が変わって来たのか調査します。文献、聞き取り、建物や敷地の痕跡調査を元に創建当時の建物を読み取り修理設計をして行きます。もしかして現存している建物とは全然違うなんて事も…長い現場のスタートです。


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瓦屋根が葺き終わらりました。

大規模リノベーション物件houseWT-R

写真1枚目
瓦屋根が葺き終わりました。
大好きな一文字瓦の屋根です。
“一文字瓦”和瓦の一番先端部分である軒先に使う瓦の種類で、一般的に使われる和瓦(万十軒瓦)とは違い、先端に丸い飾り部分が無く、軒先ラインが一直線に並び、薄く美しく見える瓦です。
タガネと呼ばれる道具を使い瓦を削り合せていく一手間必要な瓦なんですね。

写真2枚目
塗り壁下地材(ラスカット)と屋根垂木との間に壁内の通気を確保する為に通気見切りを設置します。
現在の住まいは、昔の住まいとは違い断熱材が施工されかつ隙間の少ない造りになっているので、外壁内に室内の水蒸気が侵入し壁内部で結露を発生させる危険性があります。その壁内部結露対策として、室内側に防湿層を設け、壁内への水蒸気の侵入を防ぎ、かつ断熱材の外側には通気層を設け、水蒸気が侵入したとしても通気層を通り水蒸気を逃がすような壁構成にし結露対策を行います。
この壁内部結露は、断熱性能を上げれば上げるほど危険性を増すので、しっかりとした対策をしなければなりません。とても重要な事です!
通気見切はいつものJOTO通気見切りスリムタイプ。

写真3枚目
趣味の蕎麦打ち部屋。
そば打ち台の正面には大きな窓を設け、庭を眺めながら蕎麦打ちです!


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