本日工事契約 house-CT2

R7.8.8(金)[晴れ]

本日8月8日…
縁起の良い末広がりのおめでたい日に
鉄骨造の高気密高断熱住宅house-CT2の
工事契約を結ばせていただくこととなりました。

この良き日に契約できたご縁を大切に、
気を引き締めて取り組んでまいりたいと思います。
I様引き続きよろしくお願いいたします。


以前、blogにも書かせていただきましたが、
house-CT2は、鉄骨造での高気密高断熱住宅。

鉄骨造を選択した理由は、
とある機関に隣接した敷地がら、
とても厳しい高さ制限があり、
かつ、1階は車2台分の無柱ガレージと、
構造的にも高さをおさえる事に
難題を抱える住まいだからです。

断熱、環境の観点から
木造で進めたかったのですが、
鉄骨造とする判断をし、
柱・梁を鉄骨造、
壁など他の部分は
極力木造とするハイブリッド構造で設計をしました。

UA値0.28W/㎡・KのG2性能
施工難易度MAXの住まい…
また一つ異色の経験値を積む事ができそうです。
完成R8.4予定。


続きまして
現場報告3棟

宇都宮市の住まいhouse-MTの
内部工事では階段製作が進んでおります。

昇り降りし易い階段にするべく
1段1段を広く低く設計しました。

意匠に拘ったのは勿論ですが、
高気密高断熱の住まいでは、
気密シートを貫通させないように
設計することがとても重要です。

外壁に面した階段は注意が必要で
出来上がると設計と施工の苦労は
見えなくなりますが、
冷気や漏気は必ず感じるものです。
設計、施工慣れは、
こういう部分にでてきますね。

完成後、
冷気や漏気を感じてからでは大変ですから
今のうちにしっかりしておきます。

階段手摺が付くのが楽しみです。


屋外では、
予定では、一昨日足場が撤去になっているはずですが、
確認に行けてません…

現場では、グレーに塗装された八溝杉の佇まいが
姿を表していることと思います。

狙っても出せない
不均一で素敵な素材感ってあるのですが、
それはフェイク品や〇〇調…
には絶対に無く、本物の材だけに現れます。
まさにそんな本物材の素敵佇まい…ではないでしょうか。


続きまして
明治期の土蔵保存修理の現場では、
土壁の中塗り作業が進んでます。

[中塗り前の不陸調整]


竹で下地をつくり、
土を塗り…藁を縦に入れ…横に入れ…また土を塗り…
また…土を塗り…厚み20㎝程の壁を造っていきます。

あと3㎝くらい塗るかな…

竹の下地[竹小舞(たけこまい)]とはこんな感じ
↓↓↓

[竹小舞(たけこまい)]

竹を縦横組み合わせ、
藁縄や棕櫚縄で結んでつくります。

来年R8年完成予定の土蔵の現場報告でした。


続きまして
伝統的建造物の店舗工事の現場では足場が掛かりました。

大正期の見世蔵を保存改修し、
店舗として再生させるプロジェクト。

久しぶりの店舗工事が楽しみで
何だかソワソワしている現場…
来春GWにはopen予定。


ありがたくいろいろな現場が進んでおり、
少し大変ですが、
気の合う各分野の仲間とガチャガチャ進めております。

構造のプロ…
相談出来る同年代の大工さん…
半端ない知識量の先輩監督…
気密断熱の先輩…
空調を共に学んだ友…
書類申請が得意な仲間…
等々…
ありがたい。


建築は一人では完成せず、
本当に多くの人が関わって完成する物だと…

本日、御契約をさせていただき、
何だかそんな事を思った夜でした…

世の中、明日から大型連休ですね…羨ましい


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net