wallstat〈ウォールスタット〉

R6.6.5(水)[晴れ]

今週月曜日[3日]は、建築同志である大工のO氏レクチャーの
wallstatセミナーに参加して参りました。

wallstat〈ウォールスタット〉は、
木造軸組工法住宅を対象とした
大地震時における木造住宅の損傷状況や倒壊過程を
シュミレーションで、視覚的に知ることが出来る
地震解析ソフトです。

大工のO氏は、お施主さんに対して、
“建物を造る責任として後悔したくない”との強い想いより
多くの時間を費やし独学でwallstatを身につけた方で、
その知識を伝授していただきました。


このソフトは凄いっ!っという事で
伝授いただいた知識を忘れぬうちに復習をしてみました。

本年1月に引き渡しさせていただいた
耐震改修工事を行ったリノベーション部件
house-SK-Rを入力。

築45年の無断熱木造在来工法2階建て住宅を
2階減築+耐震改修+断熱工事を行った物件になります。


まずは、改修前の既存2階建て住宅を
阪神淡路大震災の地震動で揺らしてみました
↓↓↓

倒壊はしませんでしたが、
元の生活が出来ない程の多くの破損が見られました。

 


続いて改修後[減築+耐震改修]の建物を
極めて稀に発生する地震動の1.5倍で揺らしてみました。

極めて稀に発生する地震とは ⇒ 数百年に1度起きる可能性がある地震

倒壊も破損もありませんでした。
耐震改修成功です。


次に改修後[減築+耐震改修]の建物を
阪神淡路大震災の地震動×1.5倍で揺らしてみました。

地震には、大き分けて2つ
直下型地震と海溝型地震が有り、
直下型地震は、Z軸(縦揺れ)が加わるようです。

これまた倒壊も破損もありませんでした。
耐震改修成功です。


また1つ、大切な住まいづくりに活かせる大きな武器を
手に入れる事ができました。

大工のO氏の言葉、
“建物を造る責任として後悔したくない”は響きます。

同志に感謝の良い週明けです。


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net

 

換気量の実測

R6.5.31(金)[曇り/雨]

本日、一昨年より時間を置いていた物件の
再始動が正式に決まりました。
あれも…これも…
楽しみにしていた物件ばかり…ありがたい。

昨日午前中は、
今年度より新たに加わった土蔵の保存修理の現調。

今回の土蔵は、割りと新しめで
明治7年建築の土蔵。
牛梁に墨字で“紀元二千五百三十四年”と
書かれていました。
6月中に既存調査を終わらせます。


[牛梁の墨字]

そして午後は、
建築士による建築士のための見学会
“建学會”vol.5に参加。

株式会社アルシス RAKUYAさんの
モデルハウスを見学させていただきました。

プラン、納め方、断熱方法、換気についての考え方、営業方法 etc…
ディスカッションの中で、
“プロとプロのコラボレーションによる相乗効果”の話しは特に面白かった。
是非とも取り入れたい事です。

同業の同じ方向を向いている仲間の話は学びが多く
刺激ある楽しい時間となりました。


換気と言えば…
つい先日、自宅の換気量を実測しました。

換気回数
日本の建築基準法では、
住まいの居室換気量は0.5回/h以上と定められています。
1時間にその部屋の空気を0.5回入れ替えなさい…と言う数字。

例えば…
LDKの容積が70㎥であれば÷2の35㎥
1時間あたり35㎥の空気をいれかえなさい!
風量35㎥/hを超える換気扇を設置する必要有り。

換気回数基準以外にもう一つの考え方として、
CO2濃度で換気量を判断する考え方。

450ppm〜700ppmが健康的な室内のCO2濃度で、
1人に必要な空気量は30㎥/h程度との事。
ちなみに屋外のCO2濃度は410ppm。
(インターネットより拝借)

我が家のdata
換気扇:ガデリウス/ダクト式第三種換気『JBDG』
住人:3人家族+猫2匹〈viviと大和〉
全容積:302.63㎥
設計換気風量:176.40㎥/h
設計換気回数:0.58回


[黒が大和/トラがvivi]

実測風量:123㎥
実測換気回数:0.40回
∴換気回数0.5回未達成

未達成の理由は、リビングに設置してある
CO2濃度測定器にて常時計測し、
3人+2匹でも概ねCO2濃度700ppm以下な事より、
換気風量設定を設計時より10%下げて運転させてます。

換気量は、必要な分だけの換気量としたい所です。

実際に最低必要な換気量を
家族3人×30㎥/h+α(猫2匹)の条件より≒100㎥と考えると、
実測換気量が123㎥で、CO2濃度がMAX700ppm以下であれば、
1人あたりの必要換気量30㎥/hも
概ね間違いない量ではないでしょうか。

実測の成果として、
子供部屋と寝室の換気量が少ない事がわかった。
他の部屋の換気量を計測しながら、
上記2室の吸込口開度を広げ換気量を調整してみた。

結果、全体換気量を変えずに
2室の換気量を上げる事ができた。

何で???…

換気量の少なかった子供部屋と寝室の吸込口は、
開度が狭すぎて上手く吸い込まれなかったようです。
実際、調整した開度は1㎜もいかない0.7㎜程度…
そんな微調整で3㎥⇒12㎥まで換気量がUPされました。

無駄に電気を使っていたと反省…

それにしても計画換気風量176.40㎥/hに対して、
-10%運転で実測123㎥は少々少ない気がします。
ダクト長さ、曲管部分の圧力損失の検討が甘いように感じます。

次回に活かすべく反省点。


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長期優良住宅申請準備

R6.5.8(水)[曇り]

ゴールデンウイーク前半は仕事をし、
後半は、友人家族と恒例の海キャンプに
行って参りました。

毎年、局所的大雨に見舞われ
一時テント避難になりますが、
本年は、丁度良い気温&湿度の
快適キャンプとなりました。

何度も来た海沿いの高台にあるキャンプ場、
始めに来たのは自分が小学生の時…

その時からあまり変わらない昔ながらのキャンプ場。
大人になり、自分の子供を連れて来る事になるとは、
思わなかった。

何十年も前からここに在ってくれる事に感謝。
うちの子は大きくなっても覚えているのかな…
自分の家族と来るのかな…
その時までキャンプ場あるかな…

早朝散歩にて、朝日に向かう家族の背中を見て
そんな事を思った。

今年のGW、短かったけど楽しかったな。

 


そして、昨日より業務開始。

連休前に契約させていただいた
新築住宅の長期優良住宅の申請準備。

昨今は、住宅を建てるに時に
“長期優良住宅”の認定を受ける事で
施主様が得られるメリットが多い。

例えば
・補助金
・住宅ローン控除
・所得税控除
・地震保険料の割引き
・金利引下げ
等々。

そして“長期優良住宅”は
・劣化対策
・耐震性
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー性
について、適合審査の結果認定され、
その建物がどんなレベルの建物かの証明になります。

=ある程度の明確な資産価値の判断基準になります。

当事務所が近年標準仕様としてきた
耐震等級3
断熱性能G2
気密性能0.5㎝2/m2以下
があるので、長期優良住宅認定はハードルも低い。

私の手間
審査時間
申請手数料
が増えるだけ…

今後の法改正も視野に入れ、
施主様のメリットも多い事から
新築住宅では、新たに標準仕様とする事にしました。

とっ!
書きつつ性能だけじゃないですね。
意匠も絶対大切。
高揚感が活動力に繋がります。

快適でお気に入りの住まいに暮らし、
onとoffのメリハリを付け生産性を上げる!

思いっきり働き、思いっきり遊ぶ…
そんな暮らしのご提案。


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ここ最近のあれやこれ…

R6.3.27(水)[晴れ]

昨日26(火)は、年始に提出した
予算オーバーの御見積りについて、
お施主様と2回目の打合せをさせていただきました。

1度目の打合せは、現状の金額をお伝えし、
面積の縮小や、仕上げの変更でのCD案を説明し、
性能面では決して下げたくない事をお伝えしました。

その2日後に借入額を増やす事にしたとの
メールをいただき、昨日2度目の予算打合せとなりました。

“我慢して建てた住まいで暮らすより、
気に入った住まいで暮らしたいんです”っと…

お施主様ご家族にとって、
住まいの設計とは、重要な役割を担っていることは
重々承知しておりますし、
いつもそのつもりで設計をしておりますが、
改めて身の引き締まる打合せとなりました。

本日より図面修正に取りかかりましたので
K様、工事契約、着工までいま暫くお待ち下さい。

そして、いろいろあった2週間でした…


〈新規物件の現地調査〉
スパン10mの木造倉庫の御依頼

時代は、木造化の波が来ております。
中規模とまでは言いませんが、
木造大スパンをやりたいと思っていた所に、
10mスパンの話…
楽しみです。

住宅にも応用できるスキルになります。



〈見積もり提出〉

とあるお店の改装工事
見積もり金額に御納得いただき4月後半に着工します。



〈ショーケースのディスプレイ作業〉

伝建地区、土蔵建物内の展示スペース工事
大工さんと一緒にディスプレイ作業。
いい感じに仕上がりました。



〈宮城へGO 津波よって破壊された元交番〉

2日間、全国青年委員長会議にて宮城県へ行って参りました。

すでに青年ではありませんが、
建築士会青年委員長を仰せつかっており、
学びと刺激の場に参加して参りました。

1日目は、女川町へ伺い
3.11の津波被害で全てを失った町の
復興への具体的な取り組みについて、
女川町復興連絡協議会事務局長より話を伺いました。

災害に備える…やはり住宅もまずは耐震等級3ですよ。

2日目は、まさにただ今興味津々な”木造・木質化”について、
CLTや縦ログ工法など
全国の同世代建築士の取り組みについて学んで来ました。

凄い同世代が居るもんだっ!
刺激いただきました。

 



〈主催としてみやJOY2024けんちく博の開催〉

R6.3.24(日) ライトキューブ宇都宮にて
建築士会主催のイベント”みやJOY2024けんちく博”の開催。

栃木県の建設業に関わるさまざまな団体が一同に集結し、
建築にかかわる体験ができるイベントを開催しました。

来場者数約7,000人の大成功イベントとなりました。

写真は、参加者みんなで作った
“LRTがあるまちづくり”のジオラマ

なんともバタバタな2週間でした。


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新しい住まい

R6.2.10(土)[晴れ]

先週の事。
新しい施主様と当事務所にて顔合わせをいたしました。

“新しい”と言っても見学会へお越しいただいたり、
イベントへ参加してくださったりの
2度程面識のある御夫婦。

私の自宅兼事務所を観ていただきながら
今後世の中は、エネルギー価格の上昇を続け、
暖房にかかるエネルギーを如何に抑えていく事が
大切な家族を守る家に備える大きなポイントになり、
それには、断熱性能を高める事が最も効果の高い方法で、
新築時が一番費用対効果が高く、
生涯にわたり効果を発揮するものですよ
っと!

“当たり前”だけど、
凄く重要な事で、そして最もシンプルな
話しをさせていただきました。

そんな話をしながら、軽くヒヤリングのようなお話し…

当事務所に来ていただけるお施主様はみなそう、
そろって自分のスタイルが有り、
そしてちょっと変わっている…

今回のお施主様も会話の中で、
〈お施主様〉:「リビングって必要ですか…
         無くてもいいと思うんですよね!」

〈私の心の声〉:ほら出たっ!
またちょっと違う人っ!(いい意味です)
↑↑↑
っと思いながら、
そうそう私のいつものお客さんっと嬉しくなりました。

改めて、ヒヤリングの日程を決めその日は終了。
どんな住まいができるか楽しみです。

M様
当たり前の重要な事を
よりシンプルに設計をすすめて参ります。
これから長いお付き合いよろしくお願いいたします。
楽しみにしてください。

話は変わり、
断熱等級の数字をあらためて検索してたら、
LIXILのサイトで以下のようなイラストを発見。

一番右絵の “これからの家” の所が
“HEAT20 G2” になってました。
現在の世の中の家は、
中絵の “今の家” にもなってないような気がしますが、
国や企業はこんなイメージなんですね。

G2がスタンダードで最低性能になって行くって事です。
やり方は色々あるとは思いますが、
性能的にも価格的にも
大きく違うのは付加断熱するかって所ですね。

サッシの性能を上げて計算すると付加断熱無しでも
G2になる場合もあるようですが、
熱橋などを考えると、
数値だけのそういう事ではないですよね。

これからの新築物件は、
付加断熱無しはないって事だと思います。


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先週の業務

先週(8/1〜)は、ちょっとバタバタな1週間でした。

〈写真1枚目〉
新規案件。
とある素敵な街に佇む店舗改修工事の現場調査。
スケルトンな2階部分!
木造校舎のような趣ある素敵空間!
オーナー様の街に対するお考え、業態の進展などビジョンが明確で楽しい打合せをさせていただきました。
その後、蒸し風呂の中、現調!
暑かったっ!
10月以降のOPENを念頭に進めてまいります。

〈写真2枚目〉
那須町のセカンドハウスの現場へ敷地周辺の確認と打合せ。
那須町は、涼しいはずっ!っと現場へ向かうと…そんな事は無く!
やはり暑かった!

ただ、さすが別荘地っ!

木の葉の擦れ合う音だけが響く、静寂の中、元気に茂った木陰が、直射日光を遮り、暑さを和らげてくれる何とも心地良い空間でした。 
先ずは、8月末に伐採、伐根からスタートです。

〈写真3枚目〉
宇都宮市の住まいhouse-SSの現場では基礎工事が完了し、外部の給排水配管が施工されました。
工場では、間もなく構造材の加工が始まります。

8月30日上棟。


何方か…vectorworksが使える方…御連絡ください。


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明日[12/17]は上棟

壬生町の住まいhouse-M

必要な生活機能を集約した丁度良い佇まいを明日、上棟します。

現場では土台を敷き、床の断熱材、その上に床下地材の合板を施工し、ビニールで綺麗に養生され、明日の上棟準備が完了しました。

明日は、冬晴れの中気持ち良く棟上げ完了です。

完成はR3年4月予定。


design+inshulation+passive design
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木構造マイスター準1級取得

小学校の時、早く大人になりたいと思っていた。別に早く働きたかった訳では無く、大人になれば勉強しなくてすむと思っていた。

その時だってほぼほぼ勉強なんてして無かったけど…そう思っていた。

だけど現実は違っていた…

大人になってからの方が学ぶ事、学びたい事だらけで、小学生の自分に言ってやりたい!

“今のうちもっと勉強しなさい。そうすれば地頭が今より少しは良くなるから、大人になってからの勉強が身に付きやすくなるよ。未来の自分の為にお願いだから勉強してください。っと!”
土下座でもしながらお願いしたい。

そう言われた小学生佐藤は、きっとこう思う。

“なんだ結局大人になっても勉強すのか!だったら今はしなくていいじゃん!”
間違いなくこう言う。

結局、今の佐藤と変わらない…
何の話をしているのか…すみません。

本題です。
先日、勉強しました。
木構造マイスター準1級認定講座を受講し、認定試験に合格することができました。

学んだ事が、世の中にちゃんとした形で残るから”資格”っていいですよね。

施主様の大切な住まいを安全な建物として設計出来るように日々学んでおります。


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日射シュミレーション

今年はまだまだ暑い日が続きそうです。温暖化が進むと言われる未来では、どんな夏が待っているのか…

夏を快適に住まうには、日射遮蔽が上手く出来るかどうかが一つの大きな鍵になります。

簾、葦簀、タープなど、後付の良い品も多々ありますが、建物の形状や向きなどで夏の日射遮蔽が可能だとより快適に過ごせます。

sketchUPなるフリーソフトを使いplan検討の段階から日射状況をシュミレーションし、軒の出、配置状況を検討します。

6月21月の10時頃の日差し…
8月13日の正午の日差し…
冬…12月21日の朝は…
っと言った感じで日射遮蔽したい時期、日射を取り込みたい時期、時間帯などを検討する事ができます。

周囲をアパートに囲まれた日射の確保が少々難有りな敷地でも、日射状況をシュミレーションする事で、適切な位置や向きを検討する事ができます。

将来、周辺環境がどう変わるか…を想像する事も重要ですので、設計段階より周辺環境が難有り敷地の方が、未来を想像しやすいですね。


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