ヴィンテージ住宅!取材+取材

意匠と性能とパッシブデザイン…

本日は、8月に引き渡しさせていただいた
栃木市のヴィンテージハウス house-ST-C のお宅にて、2本の取材に立ち会って参りました。

1本目の取材は、全国誌の年4回発売の住宅系雑誌の特別号(リノベーション特集)の取材。
2本目は、地元で人気の暮らしにまつわる情報冊子・サイトの取材でした。
どちらも完成楽しみです。


〈お茶を入れてくださった素敵S夫妻〉

そんな楽しい1日でした!
さぁ〜今からちょっとだけ仕事しますよっ!

design+inshulation+passive design
栃木県宇都宮市住宅設計事務所
創右衛門一級建築士事務所
http://souemon.net

ぴったり施工

意匠と性能とパッシブデザインの住まい…

美容室を持つ2世帯住宅のリノベーション物件
house-F-R では床の断熱材フェノバボード(t90)が床組み材の間にピッタピタに施工されました。

フェノバボード:熱の伝えやすさを示す熱伝導率という値が0.019w/m・kという最高ランクの断熱性能を持つ断熱材です。



ピッタピタに詰め込まれたフェノバボード

この上に床合板がピッタリと敷かれ、床下地を作って行きます。

今週末からは、間取り的に邪魔になる柱を抜き、補強のための大きな梁を入れる大仕事を行います!


栃木県宇都宮市設計事務所
創右衛門一級建築士事務所
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リノベーション 床の断熱材

意匠と性能とパッシブデザインの住まい…

先日、小学校1年生の息子と友達を連れてアスレチックに行って参りました。小学生からと書かれたコースに出来ない障害もあると思いきや、全てクリアの息子と友達!
いやぁ〜たくましく育ってくれています!
勿論、私も全てクリアしましたよ〜
私と妻は、本日筋肉痛中です…

続きまして今週の美容室を持つ2世帯住宅のリノベーション物件 house-F-R では、棟梁H氏が床組みを造っておりました。


〈大引き施行中〉
大引とは、1階の床を支える重要な構造材です。
本物件では、90㎜角の材料を910㎜間隔で井桁に組み、床組みを作っております。


〈床断熱材、厚み90㎜のフェノバボード〉
910㎜間隔で井桁に組まれた大引きの間にこの断熱材を重点して行きます。

色々な現場状況を考え検討しながら工法や材料を選定し、より良い住まいの完成を目指し、日々建築に取り組んでおります。


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栃木県宇都宮市設計事務所
創右衛門一級建築士事務所
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写真が出来ました!house-ST-C

意匠と性能とパッシブデザインの住まい

8月に完成したヴィンテージ歯科医院のコンバージョン物件
house-ST-C の写真が完成しました。

約90年前よりこの場所で佇んできたこの建物は、街の歴史であり風景の一部で、後世に残して行くべき歴史的価値を持つ建物でした。

先人達の残した技術や趣をなるべくそのままに、断熱性、耐震性、太陽光のあり方、風の通り道などを快適な空間にすべく改善する工事を行いました。

趣を残したまま住環境を整えた現代性能を持つヴィンテージハウスの写真が完成しました。


〈玄関〉
以前は歯科医院のエントランス部分でした。
玄関に入ると趣ある書斎を介して北側まで景色が抜ける計画としました。


〈LDK〉
必要の無い間仕切り壁を撤去し、使い勝手の良いLDKにしました。素敵な天井や収納、照明は残し以前の趣をなるべく残すよう心がけました。


〈キッチン・ダイニング〉
ステンドグラスは残したまま、断熱性能を考慮した木製窓を新規作成しました。


〈書斎〉
診療室に使用していた部屋を書斎にしました。
内部空間の中で、以前の趣を残すことに一番拘った部屋です!


〈縁側と階段〉
風の通り道と空間の抜け具合を大切にした空間です。


〈2階の廊下〉
なんとも言えないスっとした和の空間!
素敵過ぎますっ!


〈縁側〉
濡れ縁と薄く深い軒を持つ縁側!
ポカポカ陽気の縁側も良いですが、雨樋を持たない軒から落ちる雨越しに見える景色も良いものです。
改めて写真を見て、とても素敵な空間が完成したなと嬉しくなりました。このような歴史的価値のある素敵な工事に携わらせていただけたこと、私に仕事を依頼してくださった施主様に感謝しております。
S様夫妻ありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。

また今回も素敵な出会いができました(^^)

ちょっと話変わりまして!
時代でしょうか…
新築と同じような金額のリノベーションの仕事を頂ける機会が増えてきたこの頃、新しいクライアントさんなどから “リノベーション” と “新築” どちらが良いですかと聞かれることがあります。

その時の私の答えは、その建物に思入れや、新築に出来ない理由がなければリノベーションやコンバージョンに拘ることは無いと思います!と答えます。

その理由は、工事金額です。
私がリノベーションやコンバージョンの仕事をさせていただく時に心がけていることは、空間や意匠性に拘りつつ、住環境性能や耐震性を向上させることに努力いたします。このような工事を行おうとすると、柱と屋根のみを残した状態まで解体することが多くなりますので、新築と同じような金額の工事費になってくるからです。

その建物に思入れや、新築に出来ない理由がなければ断然新築の方が色々なことの自由度が増えますので、このような答え方をさせていただいております。

もちろん部分改修などは別の話になります。あくまで “リノベーション” と “新築” を悩まれている方への私なりの答えです。

撮影:asterisk studio
↓↓↓
http://asterisk.studio/index.php


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