展示用内部工事

R5.10.20(金)[晴れ]

栃木市嘉右衛門町にある岡田記念館土蔵修理の現場では、
資料展示用の什器工事及び内部照明工事が進んでおります。

1573年よりこの地に移りみ、
1689年[元禄2年]には陣屋が置かれた
岡田家には、大変多くの貴重な資料が残り、
それらの資料を展示する為の内部工事が進んでおります。


[塗装工事]
木部:桧材・シナベニヤ
   リボス/カルデット(クリア)塗り


[什器B]
十手や木製手錠など代官関連を展示予定のスペースです。

可動式腰高什器/桧材+リボスカルデット(クリア)塗り。
本日[10/20]硝子が付きました。


[什器A]
鎧や火縄銃、槍や刀を展示予定のスペースです。

固定式什器:桧材+リボスカルデット(クリア)塗り
      一部シナベニヤ+水性塗料(濃灰色)塗り
硝子:透明8㎜


[AKARI/33N]
入り口付近にAKARIシリーズのペンダント照明を設置。


[AKARI/33N]
箱も好きです。AKARIシリーズ

来月からのsign工事を残し内部工事終了。


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net

 

減築 雨に降られず屋根完了

R5.10.2(月)[晴れ]

減築リノベーションの現場 house-SK-R

天気に恵まれ、2階部分解体が完了。
既存1階屋根を全て残し、2階部分を撤去 →
2階があった所に新規の屋根を造り →
ルーフィング(屋根の防水シート)を敷き屋根下地完了。

雨に降られずに新しい屋根を造ることが出来るか否か…
現場の段取りの良さが光る完璧な工程で、
減築現場の最大の難所をクリアする事ができました。

これで一先ず一安心…
いつだって完璧な大工のK氏、今回もありがとうございます。


[平屋となった減築後の佇まい]
低い佇まいが素敵です…


[減築前の佇まい]

今回の減築計画では、解体処分をなるべく抑え、予算削減を試みた。
解体をしてしまえば、造る事は容易になりますが、
そこを何とか既存部分を残し、新増部分とうまく繋げる努力をします。

厚みを合せる部材や手間が増えたりするのかもしれません…
壊してしまった方が手っ取り早いかもしれません…
でも今回はこの方法でやってみます。


[屋根部分]
既存2階床や既存屋根を残します…
その分、厚み調整材とその手間が増えました…

既存2階床は、しっかり造られていたので、
残す事で水平剛性が確保され、ゴミも減る良点もありますね。

初の減築物件…
減築は、建築費の高騰や人口減少などの時代背景を考えると、
今後の改修工事には必要な工事になるかもしれませんね。
今回で経験値を1つ積む事ができました。

まだ終わってませんが、後はいつもの耐震改修と断熱改修です!


意匠と性能の両立した住まい…
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