構造塾 耐震性能は重要

意匠と性能を両立した
自然の力を調整できる住まい…

昨日は、以前から参加させていただいている木造構造設計の
第一人者である佐藤実先生の『構造塾』に参加してまいりました。


昨日の講義は、実際に計算をし、手順や過程を確認していく演習問題を中心とした講義で即、実務に使える内容でした。

昨今の各地で起きている大地震、必ず来ると言われている首都直下型地震の事もありますし、意匠や性能の以前に安全は最も重要な性能と考えます。どんなにカッコ良くても、どんなに快適でも壊れてしまっては何の意味もありません。当たり前すぎてなかなか言葉にすることの少ない耐震性能ですが、やはり住まいにおいては何にも代えがたい一番重要な要素だと考えます。

われわれの業界には“構造設計事務所”なる構造計算に特化した事務所があり、私もイレギュラーなプランなどは外注で計算を頼むことも有ります。外注で頼むことによる二重チェック等、外注の利点もありますが、一級建築士としてしっかりした構造の知識を持つことは当然の事ですし、適切に住まいの計画を進めていく上で時代と共に変化していく知識を日々学んでいくことも当然のことだと思います。
そんなことを思いながら一日中、電卓をたたいて参りました。

現場報告
90年前のヴィンテージハウスのコンバージョン

house-ST-Cより

〈趣ある既存の窓〉
90年前と同じ姿…?と思われる趣のある窓!
可能な限り昔の材料を残し補修しました。
新築とは違う素敵な空間です!

 

〈縁側〉
新規で作った縁側
この後、大きな濡れ縁が付きまして素敵な縁側が完成します。
この場所で、夏の夕暮れにビール!最高の空間です!

〈縁側〉
中から外を見る!
外構に板塀や生け垣、実のなる木などがあれば最高の縁側の完成ですね!

〈既存の床材〉
解体時にとっておいた堅木の床材
一部腰板に使ったり、棚板に使ったりととても重宝してます。
新材と違った何とも言えない表情がむちゃくちゃ素敵です!
古材っていいですね〜

こんな感じで現場は進んでおります。


design+inshulation+passive design
栃木県宇都宮市設計事務所
創右衛門一級建築士事務所
http://souemon.net