いつも+新性能

R4.8.23(火) くもり

設計中の住まいhouse-CT2

3つのハードルをクリアして新たな試みをしてみる。

〈検討事項①〉
最高高さの制限
航空法の規定により今回の敷地は、最高高さを規定以下とする必要がある。
そこに1Fガレージ、2F住居の2階建てを計画。

今回求められる規定の高さは、2階建てには少々難儀な高さで、
かつ1Fガレージは、無柱空間の大スパンが必要。

CLT等、木造大スパン構造も検討したが、断熱材の厚みと換気のダクトスペースを考えると、梁の高さを少しでも押えたく、今回は鉄骨造とする計画とした。

〈検討事項②〉
熱橋問題
断熱性能は、いつもの気密性能を確保したG2仕様とする。
そこで、大スパンを考慮した鉄骨造が“熱橋”に対して一つ問題になる。

鉄は、木造に比べ熱伝導率が良い為、内外の温度差を低温の方へ伝えやすい。
温度の低下や結露の問題が懸念させる。
ある程度は、付加断熱で解決できると考えるが、やはり鉄部の断熱欠損と熱伝導は何か対策が必要。

そこで
柱、梁は鉄骨造とし、その他の部材は、全て木造で造る計画とした。

難しい納まりは、施工精度に関係し、性能低下に繋がる為、なるべくシンプルに構成は考えるよう努力する。

〈検討事項③〉
騒音問題
本敷地のとある事情で、建物に遮音性能を確保する必要が有り、
某メーカーに御協力いただき遮音構造の検討をしました。

耐震性能+気密性能+断熱性能+遮音性能(新たな性能)を備えた鉄骨造の住まいの設計を9月中旬完了を目指し進めております。

I様
お待たてしてばかりですみません。
もう少々お待ち下さい。


意匠と性能を両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
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