パースのようです…

R5.12.11(火)[曇り]

栃木市嘉右衛門町にある岡田記念館土蔵修理の現場では、
資料展示用の什器工事及び内部照明工事が間もなく完了します。



[照明工事が進み点灯]

無垢材と土壁の空間に桧材の什器が照明に照らされ素敵な空間になりました。
建築パースのような写真ですが、実空間の写真です。

安政5年(165年前)に建てられた土蔵が
多額の費用をかけ5年間の保存修理を終え、
展示スペースとして新たな用途を得て時を刻み始めます。

どんな高価な建物でも大なり小なり維持管理がなければ
健全な建物を保つことはできません。
適切な維持管理をしながら、
今後165年この土蔵が残存する為には、
残す価値の有る…愛される…建物でなければ、
適切な維持管理をしてもらえなくなります。

伝建地区に保存価値の有る建物の所有者さんは、
本当に維持管理に苦労されていると思います。

まずは、人の出入りの多い展示スペースとして、
利益を生んでいただき所有者さんに愛していただきたい…
そんな想いで設計をさせていただきました。

残す工事はsignのみ。
完成が楽しみです。


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net

 

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